障害福祉の歴史から学ぶ、本人主体の支援について

先日、船堀会の研修に参加をさせていただきました。
今回は、江戸川区で長く障害福祉に携わってこられた「もぐらの家」「あゆみの園」について学ぶことができました。
研修を通して強く感じたことは、福祉の原点は「制度」ではなく、「目の前にいる人の暮らしを支えたい」という思いから始まるということでした。
地域の力から生まれた福祉の歩み
「もぐらの家」は、1968年に江戸川養護学校の卒業生への実習をきっかけに始まり、共同生活と作業の場として発展してきました。
当時は現在のように福祉制度やサービスが整っておらず、ご家族や地域の方々、職員の方々の支えによって歩みを続けてきたそうです。
廃品回収や地域での活動など、人とのつながりを大切にしながら作られてきた歴史から、福祉とは「地域の中で支え合いながら育っていくもの」だと改めて感じました。
変化する時代と、一人ひとりに合わせた支援
現在、障害福祉の現場では利用者さんの高齢化・重度化が進み、転倒リスクや誤嚥リスク、身体機能の低下、医療的支援の必要性など、新たな課題にも向き合っています。
その中で、理学療法士、看護師、医師など多職種が連携しながら、その方の状態や希望に合わせた支援が行われています。
これは介護保険のケアマネジメントにも通じる大切な視点だと感じました。
大切なのは「どこで暮らすか」ではなく「どう暮らしたいか」
今回、特に心に残った言葉があります。
「地域移行そのものが目的ではない。
『どこで暮らすか』ではなく、『どのように暮らしたいか』が重要」
という考え方です。
住む場所を変えることだけが、その人らしい生活につながるわけではありません。
地域で暮らし続けること、施設で生活しながら地域とのつながりを持つこと。
大切なのは、その方自身が何を望み、どんな生活を送りたいのかを一緒に考えることだと思います。
ケアマネジャーとして大切にしたいこと
私たちケアマネジャーの役割も、単に介護サービスを調整することではありません。
その方がこれまで歩んできた人生を大切にしながら、これからどんな暮らしを続けていきたいのかを一緒に考えること。
制度やサービスの枠だけで考えるのではなく、ご本人の思いや家族の願い、地域とのつながりを大切にした支援を行っていきたいと考えています。
今回の学びを通して、改めて「本人主体の支援」の大切さを感じました。
にゅーずケアプランでは、これからも地域の皆さまや多職種の方々との連携を大切にしながら、一人ひとりが自分らしく暮らし続けられるよう支援してまいります。

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